【皮革製品のオイルメンテナンスの手順】
今回はすでに6年以上も愛用しているデカ財布をメンテします。(撮影当時)
少々雑に使ったせいか表面は水のこぼした跡や汚れなどでシミがついており経年変化というより汚いです。
それで今回用意したのがこれら
メンテナンスクリームのブリオ/馬毛ブラシ/柔らかい布地(着古したTシャツなどはベター)/手袋(別に無くてもいいです。)
1:まずは柔らかい綺麗な布で全体を優しくカラ拭きします。
2:次に馬毛ブラシでホコリやゴミを丁寧に取り除きます。
縫い目や金属部品の取り付け部分の隙間などにゴミが付いたままクリームを塗ると、変色したり金属が錆びたりするので要注意。
ここでいよいよメンテナンスクリームの出番です。
今回は数あるクリームの中でこのコロンブスのブリオを使いました。
さらっと素早く塗り込め、とってもいい香りがします。
3:きれいな布で少しずつ取り、時間をかけずにササッと全体に薄く塗ります。
(分厚く塗るとオイルムラが発生する場合がありNG)
終わったらここでちょっとだけコーヒーブレイク。気候にもよりますが、30分~1時間ぐらいが目安。
4:さあ全体を拭き取りましょう。
全体を綺麗な布の同じ面で拭き取ります。これによりオイルがより馴染みやすくなります。
5:さらに乾いた綺麗な布で全体を拭き取ります。
速いスピードで擦ると退色することがありますのでゆっくりと優しく丁寧に仕上げましょう。
さあ出来上がりました!
色とツヤ感が蘇り、液体のシミも馴染んで目立たなくなりました。
メンテナンスに対する考え方
メンテナンスとは新品の様に元に蘇らせることではありません。これからの更なるエイジングを期待してのお手入れです。
本革製品は日々使っていくうちにシミや変色が必ず発生します。しかしはその人のライフスタイルそのものの証です。
ジーンズでも履く人の職業、生活環境によって色落ちの度合いやパターンが違うのと同じです。
折角手に入れたお気に入りのアイテムですから、大事に使っていきましょう。
今回ご紹介したアイテムはコチラ→ https://www.minatogawa-radio.net/group/8